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巻き爪・爪に関する基礎知識

巻き爪の治療方法には種類がある?6つの治療法と費用を比較します

巻き爪の治療方法には種類がある?6つの治療法と費用を比較します

監修・執筆 永井院長

巻き爪治療を検討している方や当院にお越しいただくお客様の中にも「どのような方法で治療するの?」という疑問を抱えている方もたくさんいらっしゃいます。

そこでこの記事では、巻き爪の代表的な治療方法の種類と、巻き爪治療の費用相場について詳しく解説していきます。

目次

  1. 巻き爪の治療方法1:フェノール法
  2. 巻き爪の治療方法2:アクリル固定ガター法
  3. 巻き爪の治療方法3:形状記憶プレート法
  4. 巻き爪の治療方法4:VHO式巻き爪治療
  5. 巻き爪の治療方法5:マチワイヤー法
  6. 巻き爪の治療方法6:B/Sスパンゲ法
  7. ながい接骨院では巻き爪矯正も行っています
  8. まとめ

巻き爪の治療方法1
フェノール法

フェノール法というのは、フェノールという薬品を使って爪母を部分的に生えなくする手術のことです。

フェノール法の
メリットとデメリット

フェノール法のメリットは、
・健康保険適応
・腫れていても治療可能
・当日から入浴ができること
・基本的に1回の治療で終了
です。

デメリットとしては、
・爪の幅が狭くなり二度と生えてこない
・狭くなった爪が再び巻くと矯正しても完治が見込めない
・麻酔が痛い
などが挙げられます。

フェノール法の
費用目安と期間

保険適応(数千円)
基本的に手術日のみの通院で終了。
処置時間は10分から30分となっています。

巻き爪の治療方法2:アクリル固定ガター法

アクリル固定ガター法というのは、チューブを爪と皮膚の間に挟んで固定し、痛みを軽減させながら正しい形に戻す治療法を指します。

アクリル固定ガター法の
メリットとデメリット

アクリル固定ガター法のメリットは、
・重度の巻き爪でも、爪を切除せずに治療できること
・保険が適用されること
・見た目があまり気にならないこと
です。

デメリットとしては、
・麻酔をする必要があること
・慣れるまでは違和感があること
などが挙げられます。

アクリル固定ガター法の
費用目安と期間

アクリル固定ガター法の費用目安は、8,000円前後です。
治療期間は1か月~となっていて、1回の処置に1時間ほどかかります。

アクリル固定ガター法は、肉芽の治療に適した方法となり、傷ついた皮膚を短期間で修復させられます。
ただし、爪の矯正力はあまり強くなく、巻き込みが強い場合は長期戦になる可能性もありますので注意が必要です。

巻き爪の治療方法3:形状記憶プレート法

現在はほとんど行われていない巻き爪治療の方法です。
記憶形状合金プレートを爪に貼り付けて、爪を元に戻す治療法を指します。

形状記憶プレート法の
メリットとデメリット

プレート法のメリットは、
・薄い爪ほどこうかがある。
・治療時間が短い

デメリットとしては、
・重度の巻き爪には向いていないこと
・プレートがすぐに剥がれてしまう
・完治させるまでに時間がかかること
・保険が適用されないこと
などが挙げられます。

形状記憶プレート法の
費用目安と期間

プレート法の費用目安は、
・プレート1枚4,000円前後+初診料等8,000円前後
となります。

先ほども解説したように、プレート法は保険適用外となりますので、他の巻き爪治療方法に比べると若干高額な費用がかかるのです。

治療期間は半年から1年前後となり、1~2か月に1回通院する必要がありますので、合計で2万円前後の費用がかかります。

巻き爪の治療方法4:VHO式巻き爪治療

VHO式巻き爪治療というのは、ドイツで生まれた治療法でワイヤーを使って爪の形を元に戻していきます。
この方法は「血を出さず、痛くない治療方法」として人気を集めています。

VHO式巻き爪治療の
メリットとデメリット

VHO式巻き爪治療のメリットは、
・症状に合わせてワイヤーの長さやカーブ、張り具合を調整できること
・皮膚や爪に余計なダメージがかからないこと
・すぐに効果を実感できること
などです。

デメリットとしては、
・厚い爪には効果が無い
・技術者の技量によって効果が変わる
・交換スパンが短い(約4週間)
・保険適用外であること
などが挙げられます。

VHO式巻き爪治療の
費用目安と期間

VHO式巻き爪治療の費用目安は、1か所約1万円です。
保険が適用されない分、ほかの巻き爪治療の方法に比べると若干高額になります。

治療期間は半年から1年前後になることが多いようです。

巻き爪の治療方法5:マチワイヤー法

マチワイヤー法というのは、形状記憶合金のマチワイヤーを使用した治療法です。
該当箇所に穴を開けて、ワイヤーを通して医療用接着剤で固定します。

爪の白い部分に穴を開けますので、痛みを全くありません。

マチワイヤー法の
メリットとデメリット

マチワイヤー法のメリットは、
・爪を開く力が強力
・治療時間が短い
・様々な症状に対応できること
です。

デメリットとしては、
・爪が伸びていないと治療が難しいこと
・爪を短く出来ないので靴を履くとあたる
・交換スパンが短い(2〜4週間)
・保険が適用されないこと

などが挙げられます。

マチワイヤー法の
費用目安と期間

マチワイヤー法の費用目安は、1か所¥5,000〜¥10,000です。
治療期間は半年から1年ですが再発しやすいので注意が必要です。

巻き爪の治療方法6:B/Sスパンゲ法

爪の表面をフラットにヤスリがけし、プラスチックのプレートを爪の表面に張り爪を拡げます。ご紹介した矯正方法の中では、最も古い巻き爪治療の方法です。

B/Sスパンゲ法の
メリットとデメリット

BSスパンゲ法のメリットは、
・付けていることを忘れるくらい見た目がいい
・矯正法の中で唯一、根元までの矯正が可能
・交換スパンが長い(持続力が他の巻き爪矯正方法の2〜4倍)
・厚い爪でも薄い爪でも矯正が可能
・すぐに効果を実感できることです。

デメリットとしては、
・保険適応ではない
・技術者の技量によって効果が変わる
などが挙げられます。

B/Sスパンゲ法の
費用目安と期間

B/Sスパンゲ法の費用目安は、1か所あたり¥6,000円前後です。
一般的に治療期間は6ヶ月程度かかります。

ながい接骨院では巻き爪矯正も行っています

痛くない巻き爪矯正
巻き爪矯正を受けられるのは病院だけではありません。
ながい接骨院では、痛みのない巻き爪矯正を提供しています。

当院では、先ほどご紹介したB/Sスパンゲ(ブレース)という薄いプラスチックプレートで行います。爪の表面にプレートを装着するだけなので、外科的な処置は一切行いません。
現在普及が進んでいるワイヤー治療や市販の矯正具の場合、装着するために爪を伸ばす必要があり、日常生活において様々な不便が生じます。しかし、B/Sスパンゲの場合、矯正期間中に爪を伸ばす必要が無く、短い爪に対しても矯正が行えます。

B/Sブレースは1990年代後半に日本に紹介されました。技術習得が非常に難しく、施術者の技量によって矯正効果や一枚当たりの装着期間にもかなりのバラツキがあり、ワイヤー矯正のように普及していないのが実情です。当院院長の永井正之は、1997年に技術者としてのライセンスを取得後、2001年に日本でも数少ない指導者ライセンスを取得。B/Sブレースの技術だけではなく、柔道整復師・アスレティックトレーナーとして、身体の使い方と巻き爪の関係に当初から着目してきました。巻き爪の矯正後、今までどこへ行っても治らなかった腰痛がたった2日で治った。という方も大勢いらっしゃいます。

爪は地面に対して水平に接地すれば、絶対に巻くことはありません。
多くの巻き爪の方の場合、趾(あしのゆび)が接地せずに浮いていることがほとんどです。この状態でスポーツを行ったり、ハイヒールを履いたりするから巻き爪が悪化するのであって、キツい靴=巻き爪になると言うことではないのです。
ながい接骨院では単に爪を開くだけではなく、動作や姿勢改善についての相談も無料で承っておりますので、ぜひご相談ください。

巻き爪解説まとめ

巻き爪治療の方法には、様々な種類があります。

それぞれで特徴や費用目安、治療期間が異なりますが、どれも巻き爪改善に効果的な方法となりますので、爪の痛みや違和感がある方は、
「何とかして自分で治そう」
と考えるのではなく、できるだけ早く専門医を受診しましょう。

巻き爪矯正のご案内(巻き爪にお悩みの皆様へ)
この記事の監修・執筆:ながい接骨院 院長 永井正之

監修・執筆

ながい接骨院 院長 永井正之

柔道整復師/JSPO-AT/JATI-AATI/オリンピック強化スタッフ/ドイツBSスパンゲ認定技術指導員 身体の機能を重視した治療・リハビリ・トレーニングを得意としています。巻き爪に関しては、25年延べ6万人以上のキャリアを持ち、身体機能との関連に着目した治療を行っております。スポーツ外傷、腰痛、姿勢改善などお身体のことなら何でもご相談ください。

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