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巻き爪・爪に関する基礎知識

巻き爪の原因を解説|知っておきたい3つの原因と勘違い

巻き爪の原因を解説|知っておきたい3つの原因と勘違い(監修・執筆 永井院長)

監修・執筆 永井院長

巻き爪の原因を正しく理解し、日々の生活の中で意識していくことが、巻き爪を予防するためには大切です。
巻き爪になり痛みを感じるようになると、歩き方や生活全体に影響を及ぼしたり、膝や腰の痛みにも繋がってしまう事もあります。

そこでこの記事では、巻き爪治療歴30年以上、延べ7万人以上の巻き爪矯正を行ってきた私が、巻き爪の原因として考えられることや、巻き爪の原因だと勘違いされていること巻き爪になってしまった場合の正しい対処法について詳しく解説していきます。

目次

  1. 巻き爪とは?
  2. 巻き爪になるとどうなる?
  3. 巻き爪の原因として考えられることは?
  4. 巻き爪になってしまった場合の対処法
  5. ながい接骨院では巻き爪矯正も行っています
  6. まとめ

巻き爪とは?

巻き爪というのは、爪の端が内側に巻き込んでしまう状態のことを指します。
手にできることもあるのですが、多くの場合は足の爪に起こります。

巻き爪は誰にでも起こり得る症状ですので、「自分には関係ない」と思っている方も、巻き爪の原因を正しく理解し日ごろから巻き爪を予防していくことが大切です。

巻き爪になるとどうなる?

では次に、巻き爪になってしまうとどうなるのかということについて、詳しく見ていきましょう。

巻き爪になると
とにかく痛い

巻き爪になると、その部分が強く痛みます。
歩くたびに強い痛みが襲ってきますので、日常生活に支障をきたす可能性が高いです。
場合によっては、
・靴を履けない
・布団が当たるだけで痛い
という状態になることもありますので注意しましょう。

巻き爪になると
体のバランスが崩れる

巻き爪になると体のバランスが崩れやすくなります。
なぜなら、痛みをかばいながら歩くため姿勢や歩き方が悪くなってしまうからです。

体のバランスが崩れてしまうと膝や腰の痛みに繋がります。
また、それまで体重がかからなかった場所に負荷がかかるため
・タコ
・魚の目
などの原因にもなってしまうのです。

巻き爪になると
様々な弊害が出る

巻き爪になると、足裏に正しく体重が乗らなくなります。
そうすると趾(あしゆび)の関節が固くなり、土踏まずを構成する筋肉なども弱くり足の機能が次第に低下してしまうのです。

足の機能が低下すると
・足裏の痛み
・足底筋膜炎
・外反母趾
・開張足
・冷え
・むくみ
・関節の歪み
などにも繋がってしまいますので注意しましょう。

巻き爪の原因として考えられることは?

巻き爪の原因として考えられることは?
では次に、巻き爪になる原因として考えられることをいくつか紹介していきます。

巻き爪の原因1
遺伝

親が巻き爪になっていると、その子どもも巻き爪になりやすいと言えます。
骨格が似ていて生活様式が同じであれば、巻き爪になるリスクは高まります。

家族に巻き爪の方がいる場合、他の方よりも巻き爪になりやすいと言えますので日ごろから巻き爪予防を徹底していきましょう。

巻き爪の原因だと勘違いされていること
「深爪や爪の切り方では巻き爪になりません」

巻き爪になる原因が「深爪や爪の切り方」だと考えられる方がいらっしゃいますが、深爪や爪の切り方は巻き爪の原因になることはありません。
巻き爪は、爪に対する体重のかかり方が原因だからです。

爪を切りすぎて痛くなるではなく、巻き爪の方が切りすぎたから痛くなっただけです。
同様にキツい靴を履いて巻き爪になるのではなく、巻き爪の方がキツい靴を履いたから痛くなっただけです。

巻き爪の原因2
体重が正しくかかっていない

趾(あしゆび)に正しく圧力がかかっていないことも、巻き爪の原因になる可能性が高いと言えます。

特に、足の指を地面に付けずに歩行している「浮き指」タイプの方は、爪に適度な圧力をかけられず、爪を広げる力が弱くなってしまいます。

その結果、爪がどんどん内側に食い込んでいき「巻き爪」になってしまうのです。

巻き爪の原因3
運動不足

運動不足の方は、定期的に運動をしている方よりも巻き爪になりやすいと言えます。
なぜなら、歩行による圧力が爪にかからず、爪が曲がりやすくなるからです。

高齢者が巻き爪になりやすいのも、運動不足が原因の1つとなっています。
健康的な爪を維持するためにも、定期的に運動をしたり、足を動かしたりするようにしましょう。

巻き爪になってしまった場合の対処法

巻き爪になってしまった場合の対処法
では最後に、巻き爪になってしまった場合の対処法について詳しく解説していきます。

巻き爪の対処法1
原因を解明し、改善していく

巻き爪を改善するためには、巻き爪の原因をしっかりと突き止め、正しく対処する必要があります。
巻き爪になる原因が分からないと、どのように対処すれば良いのかも分からなくなりますし、間違った方法で対処してしまう可能性も高くなりますので注意しましょう。

巻き爪の対処法2
病院を受診する

今紹介したように、巻き爪を改善するためには、巻き爪の原因をしっかりと突き止めて、正しく対処していく必要があります。
とはいえ、爪に関する専門知識がない場合、何が原因なのかをはっきりさせることが難しくなります。

そんな時は、迷わず病院へ行きましょう。
そうすることによって、専門医からの適切なアドバイスを受けられるようになりますので、効率的に巻き爪を改善できるようになるのです。

巻き爪の治療方法などは、「病院で巻き爪治療するなら何科?治療の方法や保険適用について解説」という記事をご覧ください。

ながい接骨院では巻き爪矯正も行っています

痛くない巻き爪矯正
巻き爪矯正を受けられるのは病院だけではありません。
ながい接骨院では、痛みのない巻き爪矯正を提供しています。

当院では、B/Sスパンゲ(ブレース)という薄いプラスチックプレートで行います。爪の表面にプレートを装着するだけなので、外科的な処置は一切行いません。
現在普及が進んでいるワイヤー治療や市販の矯正具の場合、装着するために爪を伸ばす必要があり、日常生活において様々な不便が生じます。しかし、B/Sスパンゲの場合、矯正期間中に爪を伸ばす必要が無く、短い爪に対しても矯正が行えます。

B/Sブレースは1990年代後半に日本に紹介されました。技術習得が非常に難しく、施術者の技量によって矯正効果や一枚当たりの装着期間にもかなりのバラツキがあり、ワイヤー矯正のように普及していないのが実情です。当院院長の永井正之は、1997年に技術者としてのライセンスを取得後、2001年に日本でも数少ない指導者ライセンスを取得。B/Sブレースの技術だけではなく、柔道整復師・アスレティックトレーナーとして、身体の使い方と巻き爪の関係に当初から着目してきました。巻き爪の矯正後、今までどこへ行っても治らなかった腰痛がたった2日で治った。という方も大勢いらっしゃいます。

爪は地面に対して水平に接地すれば、絶対に巻くことはありません。
多くの巻き爪の方の場合、趾(あしのゆび)が接地せずに浮いていることがほとんどです。この状態でスポーツを行ったり、ハイヒールを履いたりするから巻き爪が悪化するのであって、キツい靴=巻き爪になると言うことではないのです。
ながい接骨院では単に爪を開くだけではなく、動作や姿勢改善についての相談も無料で承っておりますので、ぜひご相談ください。

巻き爪解説まとめ

巻き爪になると、強い痛みを感じるだけでなく、体のバランスが崩れて膝や腰に痛みが出てしまう可能性も高くなります。

巻き爪を改善するためには、原因を正しく突き止める必要があるのですが、今回紹介したように巻き爪の原因には様々なものがありますので、一般の方が原因を突き止めるのはかなり難しいです。

とはいえ「巻き爪ってよく分からないから」と言って放置してしまうと、どんどん症状が悪化していきます。

少しでも早く巻き爪を改善したいと考えている方は、できるだけ早い段階で専門医を受診することをおすすめします。

巻き爪矯正のご案内(巻き爪にお悩みの皆様へ)
この記事の監修・執筆:ながい接骨院 院長 永井正之

監修・執筆

ながい接骨院 院長 永井正之

柔道整復師/JSPO-AT/JATI-AATI/オリンピック強化スタッフ/ドイツBSスパンゲ認定技術指導員 身体の機能を重視した治療・リハビリ・トレーニングを得意としています。巻き爪に関しては、30年延べ7万人以上のキャリアを持ち、身体機能との関連に着目した治療を行っております。スポーツ外傷、腰痛、姿勢改善などお身体のことなら何でもご相談ください。

ながい接骨院の情報
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東京都目黒区青葉台1-30-11 土屋ビル10F
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