痛い巻き爪の応急処置に【動画付き】絆創膏テーピングの巻き方
監修・執筆 永井院長
「巻き爪が痛い…すぐに応急処置がしたい」
「テーピングで巻き爪の痛みを和らげたい」
「絆創膏でのテーピングのやり方(巻き方)を知りたい」
今回は、巻き爪治療歴30年延べ7万人以上の巻き爪矯正を行ってきた私が、自宅でできる巻き爪の応急処置として、絆創膏を使ったテーピングの方法(巻き方)を解説します。
「巻き爪が痛いけど、すぐに病院に行けない…」という場合に、一時的な対処法としてテーピングが有効ですが、テーピングはあくまで巻き爪の応急処置であり、根本的な解決にはなりません。
巻き爪が進行すると歩行困難になることもあるため、テーピングで巻き爪の応急処置ができたら、治療などの早めの対処が大切です。
目次
- 巻き爪の基礎知識
- 絆創膏を使った巻き爪テーピングの正しいやり方
- 巻き爪の応急処置、絆創膏テーピングの手順
- 巻き爪のテーピングの効果
- 巻き爪テーピングに関するよくある質問
- まとめ|巻き爪の痛みを放置せずに、適切な対処を
巻き爪の基礎知識
巻き爪は放置すると痛みや炎症が強くなるだけでなく、歩行困難になる場合もあります。さらに化膿したり、肉芽(にくげ)と呼ばれる組織が盛り上がったりすることもあり、日常生活に支障をきたす可能性も考えられるため早めの対処が大切です。
巻き爪は放置すると悪化する可能性も
巻き爪を放置すると、以下のような症状が悪化する可能性があります。
症状 | 詳細 |
---|---|
痛み・炎症 | 爪が皮膚に食い込むことで、痛みや炎症が強くなります。 |
腫れ | 炎症が悪化すると、指が腫れて赤くなることがあります。 |
化膿 | 傷口から細菌が入り込み、化膿してしまうことがあります。 |
肉芽形成 | 炎症が長引くと、肉芽と呼ばれる組織が盛り上がることがあります。 |
歩行困難 | 痛みが強くなると、歩行が困難になることがあります。 |
巻き爪の痛みの原因
巻き爪の原因は、下記のようにさまざまです。思い当たる原因があれば、それを避けるようにしましょう。
原因 | 詳細 |
---|---|
深爪 | 爪の切り方が深すぎると、皮膚に刺さりやすくなり、巻き爪の原因となります。 |
不適切な靴 | 先の細い靴や、サイズが合っていない靴を履くことで、爪が圧迫され、巻き爪になりやすくなります。 |
遺伝 | 生まれつき爪の形状が巻き爪になりやすい場合があります。 |
外傷 | 足の指をぶつけたり、重いものを落としたりすることによる外傷が原因となることがあります。 |
足の使い方 | 体重が足先にかかっていない(後ろ重心)と爪に正しい圧がかからずに、巻き爪になってしまいます。 |
絆創膏を使った巻き爪テーピングの正しいやり方
それでは実際に、絆創膏(バンドエイド)を使った巻き爪テーピングの方法を解説していきます。
今回は、比較的入手しやすく皮膚への負担も少ない、伸縮性のあるビニール素材の絆創膏を巻き爪のテーピングに使用します。
用意するもの
絆創膏(バンドエイド)
便宜上「テーピング」と言っていますが、テーピングテープは使用しません。絆創膏を使用します。
テーピングテープは「端っこを引っ張る」事は適しません。すぐ剥がれてしまいます。
一方で絆創膏は、ビニール素材なので強く引っ張れる上に、かぶれません。
価格的にも安価でご家庭にもあるものですので今すぐに処置できるので、試してみてください。
巻き爪の応急処置、絆創膏テーピングの手順
今回は、左足の親指にテーピングを行う場合を例に解説します。右足の親指に行う場合は、左右対称にしてください。
手を洗い、清潔な状態にします。できれば、消毒用アルコール綿で爪や周囲の皮膚を消毒し、よく乾燥させてください。
- 絆創膏の一方の台紙を剥がします。
- 痛みがある方に絆創膏の端をしっかりと付けます。
- 端をしっかりと固定できたことを確認後、斜め手前方向に引っ張ります。
- 絆創膏が爪にかからぬよう止めます。
※ 巻き爪の程度や爪の形によって、テーピングの仕方は調整してください。
痛みが強い場合やうまく貼れない場合は、無理をせず医師や専門家にご相談ください。
テーピングをする際の注意点
巻き爪のテーピングを行う際には、以下の点に注意しましょう。
- 絆創膏の一方の台紙を剥がします。
- テーピングは、あくまでも一時的な対処法です。痛みが続く場合は、自己判断せずに、医療機関を受診しましょう。
- テープを強く引っ張りすぎたりテープを長時間貼ったままにすると、血行が悪くなったり、皮膚を傷つけたりする可能性があります。1日に1~2回は、テープを貼り替えましょう。
- 入浴時や就寝時は、テープを外しましょう。
巻き爪のテーピングの効果
巻き爪の絆創膏を使用したテーピングは、食い込んだ爪の矯正にはなりません。爪が食い込んだ皮膚を引っ張って圧迫を取る応急処置です。根本的な治療ではありませんのでご注意ください。
- 爪が皮膚に食い込むことによる痛みを軽減する
- 炎症を抑え、腫れや赤みを改善する
巻き爪テーピングに関するよくある質問
巻き爪のテーピングに関するよくある質問に回答します。
- どのくらいの期間、テーピングを続ければいいですか?
- テーピングはあくまでも応急処置なので、できるだけ早く医療機関や専門家に相談しましょう。
- テーピング以外に、自宅でできる対処法はありますか?
- 巻き爪の程度にもよりますが、患部を清潔に保ち、安静にすることが大切です。
まとめ
巻き爪の痛みを放置せずに、適切な対処を
今回は、巻き爪の応急処置として、絆創膏を使ったテーピングの方法をご紹介しました。
正しく行えば、痛みを和らげ、症状の悪化を防ぐ効果も期待できます。ただし、テーピングはあくまでも一時的な対処法であることを理解し、医療機関や専門家に相談してください。
ながい接骨院では、骨盤調整やスポーツ診療の他に、プレート型の巻き爪矯正を行っています。B/Sスパンゲというプレートを用いた巻き爪矯正方法で、痛みがなく、手軽に矯正できることが特徴です。
このプレートは、薄いファイバーが織り込まれたもので、爪の表面に直接装着して矯正をします。そのため、病院で行われるクリップ型やワイヤー型の巻き爪治療のように、爪を伸ばす必要がありません。
また、爪の根元まで矯正できるので、矯正力がワイヤー型やクリップ型よりも強く、効果が持続します。
病院の巻き爪治療のように、爪を伸ばす矯正方法は生活において不便なこともありますし、外科的な処置は痛みが生じます。
巻き爪矯正時の痛みや、矯正中の生活の不便さが不安だという方には、ながい接骨院のプレート(B/Sスパンゲ)を使用した痛くない巻き爪矯正をご検討ください。
ながい接骨院は、巻き爪矯正を始めて30年、7万人以上の実績があります。
巻き爪矯正の後「今までどこへ行っても治らなかった腰痛がたった2日で治った」という方も大勢いらっしゃいます。
巻き爪で悩んでいる方はぜひ「技術」でお選びください!