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巻き爪・爪に関する基礎知識

巻き爪の正しい切り方【画像付き解説】自分で足の爪を切れるようになろう!

巻き爪の正しい切り方【画像付き解説】自分で足の爪を切れるようになろう!監修・執筆 永井院長

監修・執筆 永井院長

来院される患者さまの中にも巻き爪の切り方が分からず、自己流で巻き爪を切り続けた結果「巻き爪が悪化してしまった」という方がいらっしゃいます。

そこでこの記事では、巻き爪治療歴30年以上、延べ7万人以上の巻き爪矯正を行ってきた私が、自分で切る「正しい巻き爪の切り方」を解説します。

ぜひ最後まで読んで、正しい巻き爪の切り方を覚えて実践してみてください。

目次

  1. あなたの巻き爪はどのタイプ?
  2. 痛くない巻き爪の切り方【写真付き】
  3. 巻き爪は自分で治せるの?
  4. ながい接骨院では巻き爪矯正も行っています
  5. まとめ

あなたの巻き爪はどのタイプ?
【セルフチェック】

巻き爪の切り方を学ぶ前に、まずはご自身の巻き爪の状態を確認してみましょう。
巻き爪は、症状の進行度合いに応じて、いくつかのタイプに分類されます。ここでは、代表的な巻き爪のタイプについて簡単に解説します。

軽度な巻き爪?重度の巻き爪?
タイプ別の特徴を紹介

巻き爪は、大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。それぞれの特徴を知り、ご自身の状態を把握することが大切です。

1. 軽度巻き爪

爪の端が少し内側に曲がっている状態です。軽度の巻き爪の場合、痛みや炎症はほとんどありません。この段階であれば、正しい爪の切り方やテーピングなどで症状の悪化を防ぐことができます。

軽度巻き爪・巻き爪の正しい切り方【画像付き解説】自分で足の爪を切れるようになろう!

2. 中等度巻き爪

爪の端が皮膚に食い込み、痛みや炎症が出ている状態です。中等度の巻き爪の場合、赤く腫れ上がったり、歩行時に痛みを感じたりするようになります。この段階では、専門家による治療が必要です。

中等度巻き爪・巻き爪の正しい切り方【画像付き解説】自分で足の爪を切れるようになろう!

3. 重度巻き爪

爪が完全に皮膚に食い込み、強い痛みや化膿を伴う状態です。肉芽(にくげ)と呼ばれる、傷口を治そうとして盛り上がってきた組織ができることもあります。重度の巻き爪の場合、歩行困難になることもあり、早急な治療が必要です。

重度巻き爪・巻き爪の正しい切り方【画像付き解説】自分で足の爪を切れるようになろう!

痛くない巻き爪の切り方【写真付き】

軽度の巻き爪の場合、正しい切り方を意識することで症状の悪化を防ぐことができます。ここでは、巻き爪の切り方をステップごとにご紹介します。

巻き爪を切る際に、以下のアイテムがあると便利です。

巻き爪用の爪切り

巻き爪用の爪切り・巻き爪の正しい切り方【画像付き解説】自分で足の爪を切れるように

刃先が薄いタイプや、カーブしているタイプなど、巻き爪を切りやすい形状のものが販売されています。通常の爪切りでは、爪の端まで届かず、深爪になってしまう可能性があるので避けましょう。
写真のようなニッパータイプの物は端まで切るので食い込んだ爪を除去することができます。しかし切れすぎてしまうので注意が必要です。

爪やすり

巻き爪用の爪やすり・巻き爪の正しい切り方【画像付き解説】自分で足の爪を切れるように

切った爪の断面を滑らかに整えるために使用します。爪切りのみで仕上げると、断面が鋭利になり、皮膚に刺さる可能性があるので注意しましょう。

消毒液

爪切りや爪やすりを使用した後は、消毒液で清潔に保ちましょう。エタノールやイソジンなどが有効です。

巻き爪の切り方STEP1:
爪を切る前の準備体操で爪を柔らかくする

乾いた状態の爪は硬く切りにくいだけでなく爪に負担がかかりやすいため、お風呂上がりなど爪が柔らかくなっているタイミングで行いましょう。もし、お風呂上がりのタイミングで行わない場合は、洗面器などにお湯を張り、5分ほど足を浸けてから行うと良いでしょう。

巻き爪の切り方STEP2:
正しい爪の切り方【写真付きで解説】

巻き爪を防ぐためには、爪の切り方が非常に重要です。以下のポイントを参考に、写真を見ながら実際に切っていきましょう。

1.爪切りはまっすぐに

巻き爪の切り方STEP2:正しい爪の切り方【写真付きで解説】爪切りはまっすぐに

爪の両端を深く切り込まず、爪の先端がまっすぐになるように切りましょう。この時、爪の白い部分を1mm程度残すように意識すると、深爪を防ぐことができます。

2.角を落とす

巻き爪の切り方STEP2:正しい爪の切り方【写真付きで解説】角を落とす

爪の角を斜めに切ってしまうと皮膚に食い込みやすくなるため、巻き爪を悪化させる可能性があります。爪の角は爪やすりを使って、軽く落とす程度にしましょう。

巻き爪の切り方STEP3:
爪を切った後のアフターケア

爪を切った後は、以下のアフターケアを行いましょう。

1.保湿

爪やその周辺の皮膚を保湿することで、乾燥を防ぎ、爪の健康を維持します。ハンドクリームやワセリンなどを塗布すると良いでしょう。ただしクリーム類は脂分が多いので、入浴時によく洗い落としてください。

2.清潔に保つ

爪の間や周囲の皮膚を清潔に保ち、細菌の繁殖を防ぎましょう。石鹸で優しく洗い、しっかりと乾燥させましょう。

巻き爪は自分で治せるの?

巻き爪に悩んでいる人ならば、まずは自分で治せる方法がないのかと調べる人も多いでしょう。症状が軽ければテーピングで痛みが取れることもあります。自己矯正具なども薬局やネット上で販売されていますが、長期的な効果は期待できないのが現状です。
痛みがある場合は自分で処置せず、病院、医療機関の判断を仰いでください。

まずは、巻き爪の原因を知ることが先決です。

巻き爪が起こる原因として、以下のことが考えられます。
・歩き方、足の使い方
・骨・関節の形状や変形(外反母趾など)
・間違ったお手入れ(極端な爪の伸ばしすぎ、深爪)

こういった原因によって巻き爪が起こっていると考えられるため、これらを改善すれば、巻き爪の症状が緩和される可能性があります。

巻き爪は自身の習慣などを見直しながら、矯正などの治療を受けることで巻き爪の再発を予防しながら正しい爪の形に戻すことができます。
巻き爪が改善されれば日常生活での不便も無くなり、痛みをかばうように歩く必要もありません。

もしかして巻き爪かも?」と思ったら、自己判断せず、まずは専門家に相談するようにしましょう。

当院では、30年以上にわたり、7万人以上の巻き爪矯正を行ってきた実績と経験豊富な院長が、お一人おひとりの症状に合わせた最適な治療法をご提案いたします。巻き爪でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

ながい接骨院では巻き爪矯正も行っています

痛くない巻き爪矯正
巻き爪矯正を受けられるのは病院だけではありません。
ながい接骨院では、痛みのない巻き爪矯正を提供しています。

当院では、先ほどご紹介したB/Sスパンゲ(ブレース)という薄いプラスチックプレートで行います。爪の表面にプレートを装着するだけなので、外科的な処置は一切行いません。
現在普及が進んでいるワイヤー治療や市販の矯正具の場合、装着するために爪を伸ばす必要があり、日常生活において様々な不便が生じます。しかし、B/Sスパンゲの場合、矯正期間中に爪を伸ばす必要が無く、短い爪に対しても矯正が行えます。

B/Sブレースは1990年代後半に日本に紹介されました。技術習得が非常に難しく、施術者の技量によって矯正効果や一枚当たりの装着期間にもかなりのバラツキがあり、ワイヤー矯正のように普及していないのが実情です。当院院長の永井正之は、1997年に技術者としてのライセンスを取得後、2001年に日本でも数少ない指導者ライセンスを取得。B/Sブレースの技術だけではなく、柔道整復師・アスレティックトレーナーとして、身体の使い方と巻き爪の関係に当初から着目してきました。巻き爪の矯正後、今までどこへ行っても治らなかった腰痛がたった2日で治った。という方も大勢いらっしゃいます。

爪は地面に対して水平に接地すれば、絶対に巻くことはありません。
多くの巻き爪の方の場合、趾(あしのゆび)が接地せずに浮いていることがほとんどです。この状態でスポーツを行ったり、ハイヒールを履いたりするから巻き爪が悪化するのであって、キツい靴=巻き爪になると言うことではないのです。
ながい接骨院では単に爪を開くだけではなく、動作や姿勢改善についての相談も無料で承っておりますので、ぜひご相談ください。

巻き爪解説まとめ

巻き爪治療の方法には、様々な種類があります。

それぞれで特徴や費用目安、治療期間が異なりますが、どれも巻き爪改善に効果的な方法となりますので、爪の痛みや違和感がある方は、
「何とかして自分で治そう」
と考えるのではなく、できるだけ早く専門医を受診しましょう。

巻き爪矯正のご案内(巻き爪にお悩みの皆様へ)
この記事の監修・執筆:ながい接骨院 院長 永井正之

監修・執筆

ながい接骨院 院長 永井正之

柔道整復師/JSPO-AT/JATI-AATI/オリンピック強化スタッフ/ドイツBSスパンゲ認定技術指導員 身体の機能を重視した治療・リハビリ・トレーニングを得意としています。巻き爪に関しては、30年延べ7万人以上のキャリアを持ち、身体機能との関連に着目した治療を行っております。スポーツ外傷、腰痛、姿勢改善などお身体のことなら何でもご相談ください。

ながい接骨院の情報
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